<アパート放火>「自白の信用性に疑念」と大阪地裁無罪判決(毎日新聞)

 大阪市西成区で07年5月、木造アパートが全焼し、住人ら3人が死亡した火事で、現住建造物等放火罪に問われた無職、尾池治被告(61)に対し、大阪地裁は16日、無罪(求刑・懲役18年)を言い渡した。中川博之裁判長は「自白の信用性には疑念がある。被告を放火犯人と認めるには、合理的な疑いが残る」と述べた。

 尾池被告は07年5月5日夜、当時住んでいた2階建てアパート廊下の下駄箱に置かれた新聞に放火し、延べ約180平方メートルを全焼させ、隣接する共同住宅2階を焼いた、として起訴された。この火災で、アパートの住人ら3人が死亡した。

 捜査段階で、尾池被告は放火を認める供述をしたが、公判では、起訴内容を否認。中川裁判長は自白について「取り調べ官の意向に沿う形で記憶に基づかない内容虚偽の供述をした疑いがぬぐい去れない」と指摘した。

【関連ニュース】
放火:アパート放火で36歳の男を緊急逮捕 愛知県豊田市
火災:中学で授業中にボヤ 不審火か 愛知・尾張旭
火災:太宰ゆかりの「雄山荘」全焼、不審火か 神奈川
ムッちゃん平和像:千羽鶴に放火か…大分の平和祈る少女像
放火:知人宅を 容疑で無職の男を逮捕−−八戸署 /青森

大阪ガス ロボットでガス管点検 阪大と共同開発(毎日新聞)
美沙さんの告別式=親族ら、最後の別れ−石巻・3人殺傷(時事通信)
<四国電力>伊方原発3号機 MOX燃料取り付け作業始める(毎日新聞)
なにわで「在阪華僑春節祭」 (産経新聞)
<神奈川県警>「薬物ある」と誘い暴行…容疑の男を再逮捕へ(毎日新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。